グロソプテリス 古生代の石炭紀(き)から二畳紀(にじょうき)にかけてさかえたシダ状(じょう)の種子(しゅし)植物。長卵(ちょうらん)形あるいはへら状(じょう)の単葉(たんよう)で,葉脈(ようみゃく)は規則(きそく)正しい網目状(あみめじょう)をしている。化石が南半球のいわゆるゴンドワナ層(そう)のあちこちから発見されており,その複雑(ふくざつ)な分布(ぶんぷ)は,現在(げんざい)分かれている大陸(たいりく)が1つにまとまっていたと考えると説明(せつめい)がつく。大陸移動説(たいりくいどうせつ)を裏(うら)づける証拠(しょうこ)とされている。