ぐんだい【郡代】 江戸(えど)時代,幕府(ばくふ)の直轄(ちょっかつ)地(直接支配(ちょくせつしはい)する領地(りょうち))におかれた地方官(かん)の1つ。江戸幕府(えどばくふ)は,10万石以上(ごくいじょう)の直轄(ちょっかつ)地に郡代(ぐんだい)をおき,地方の行政(ぎょうせい)・裁判(さいばん)などを行わせた。中期以後(いご)には関東(かんとう)・美濃(みの)国(岐阜(ぎふ)県)・飛騨(ひだ)国(岐阜(ぎふ)県)・西国(さいごく)筋(すじ)の4郡代(ぐんだい)があった。◇旗本(はたもと)から任命(にんめい)され勘定奉行(かんじょうぶぎょう)に属(ぞく)した(関東郡代(かんとうぐんだい)はのちに老中(ろうじゅう)に直属(ちょくぞく))。