けいしきめいし【形式名詞】 名詞(めいし)のうち,もともとの名詞(めいし)としての意味をうしなって,かならず他の語に修飾(しゅうしょく)されて使われるもの。(1)「神社のあった所だ」(2)「話しあっているところだ」の「所」「ところ」はどちらも名詞(めいし)だが,(1)の「所」が本来の場所を示(しめ)す意味を表しているのに対し,(2)の「ところ」は「話しあっている」という修飾(しゅうしょく)語をともなって,状態(じょうたい)を表す意味にしか使われていない。この(2)のような名詞(めいし)をいう。 用例 「悲しいことだ」「人生はあまいものではない」の「こと」「もの」など。