けいじょし【係助詞 】 文語の助詞(じょし)の種類(しゅるい)の1つ。体言や用言などいろいろな語の下について,強調・疑問(ぎもん)・反語などの意味をそえるもの。「ぞ・なむ・や・か・こそ」などをいう。とくに「係結(かかりむす)び」に用いられ,結(むす)びの語の活用形に一定の形を要求(ようきゅう)する。「係(かか)りの助詞(じょし)」ともいう。 用例 「雨ぞふりける」「竹なむ一筋(ひとすじ)ありける」「あやしうこそあらめ」(以上(いじょう),強調),「などて知らざることやある」「たれか知る」(疑問(ぎもん)・反語)など。⇒係(かか)り結(むす)び