*けつえき【血液】 動物の体液(たいえき)の一種(いっしゅ)。ヒトでは体重の約(やく)13分の1をしめ,比重(ひじゅう)は1.05〜1.06。細胞成分(さいぼうせいぶん)の血球と液体成分(えきたいせいぶん)の血しょうからなりたっている。血球には,赤血球・白血球・血小板の3種(しゅ)がある。体全体に流れて各部(かくぶ)に酸素(さんそ)や栄養(えいよう)分を運び,また,老廃(ろうはい)物を運んでいる。循環(じゅんかん)により体温の調節(ちょうせつ)も行う。さらに血しょう中には,免疫物質(めんえきぶっしつ)も存在(そんざい)し,白血球は侵入(しんにゅう)した細菌(さいきん)などを食べて退治(たいじ)する食菌(しょくきん)作用を行う。コーチ ヒトの血液(けつえき)の赤色は,赤血球にふくまれるヘモグロビンの色である。白血球の中に免疫(めんえき)をつかさどるリンパ球もふくまれる。