けっかくきん【結核菌】 結核(けっかく)の病原体となる細菌(さいきん)。肺結核(はいけっかく)患者(かんじゃ)のたんにあり,せきや会話で空気中にとびちり,感染(かんせん)する。たんを薬品で染(そ)め,顕微鏡(けんびきょう)で見ると,小さな赤いバナナ状(じょう)の菌(きん)が見つかる。また特別(とくべつ)の栄養(えいよう)物をかためた試験管(しけんかん)の中にたんをぬっておくと,丸くカビのようなものが生え,肉眼(にくがん)でも見える。◇1882年,コッホが発見した。