*ケプラー(ヨハネス=) (1571〜1630)ドイツの天文学者・数学者。チュービンゲンで神学を学ぶうちコペルニクスの地動説(せつ)を知り,プラハの天文学者ティコ=ブラーエの助手になった。かれの死後も16年間の観測記録(かんそくきろく)を受けついで,観測(かんそく)をつづけた。その結果(けっか),惑星(わくせい)の運行に関(かん)する「ケプラーの法則(ほうそく)」を発見。これは近代科学の基礎(きそ)をきずいたもので,ニュートンに万有引力発見のきっかけをあたえた。また,数学・光学の研究,望遠鏡(ぼうえんきょう)の考案(こうあん)などの業績(ぎょうせき)もあるが,宗教(しゅうきょう)対立の時代のため,新教徒(と)のかれはたびたび弾圧(だんあつ)を受けた。