げんぐん【元軍】 元(げん)の軍隊(ぐんたい)。中国風に国号を元(げん)と定めたモンゴル帝国(ていこく)は中国全土を支配(しはい),さらにチベット・高麗(コリョ)を属国(ぞっこく)とした。その後,フビライ率(ひき)いる元軍(げんぐん)は,ベトナム・カンボジア・ミャンマーなどの南海諸国(しょこく),そして日本の征服(せいふく)を試(こころ)みた。1274(文永(ぶんえい)11)年と1281(弘安(こうあん)4)年の元軍(げんぐん)による日本遠征(えんせい)を元寇(げんこう)という。元軍(げんぐん)の特徴(とくちょう)は,騎馬(きば)による集団戦法(しゅうだんせんぽう)や,日本にはない火器(かき)の装備(そうび)などである。