検定試験の略。ある専門分野で,どれくらいの知識や能力があるかを試験によって検査し,資格や,その人間の能力のレベルを認める証書などをあたえるしくみ。以前から英語能力の検定試験である英検,TOEIC,TOEFL,秘書検定や技能検定といった実務検定は知られていたが,1975(昭和50)年にはじまった日本漢字能力検定(漢検)が1992(平成4)年に文部省(今の文部科学省)認可の資格となり人気を集めてからは,日本語検定をはじめ各種外国語検定,歴史検定や旅行業務検定,さらには近年は各都道府県のふるさと検定から太宰治検定,動物検定といったものまで一気にさまざまな検定が登場している。英語能力の検定や漢検など一定の公的な裏づけがあるものについては,たとえば大学入試や大学の授業単位として認められたり,就職のさいの資格と評価されるものもある。