げんめいてんのう【元明天皇】 (661〜721)奈良(なら)時代最初(さいしょ)の女帝(じょてい)(在位(ざいい)707〜715)。天智天皇(てんじてんのう)の皇女(こうじょ)。草壁皇子(くさかべのおうじ)の妃(きさき)となり,子の文武天皇(もんむてんのう)が早死にし,その皇子(おうじ)(のちの聖武天皇(しょうむてんのう))が幼少(ようしょう)だったため即位(そくい)。律令(りつりょう)国家体制(たいせい)の維持(いじ)につとめ,都を平城京(へいじょうきょう)にうつしたり,『古事記(こじき)』を編(へん)さんさせたりした。