*コイ【<鯉>】 観賞(かんしょう)用や食用に改良(かいりょう)されて,ニシキゴイやヤマトゴイなどさまざまな養殖品種(ようしょくひんしゅ)がある魚。湖や池,沼(ぬま),大きな川の中・下流域(いき)にすむ。山間の渓流域(けいりゅういき)にはほとんど見られない。冬は深いよどみに集団(しゅうだん)で越冬(えっとう)する。雑食性(ざっしょくせい)で,カワニナやモノアラガイなどの貝類(るい),ユスリカの幼虫(ようちゅう),イトミミズ,水草などを食べる。えさのとり方が独特(どくとく)で,えさといっしょに泥(どろ)も吸(す)いこみ,泥(どろ)だけをはきだす。寿命(じゅみょう)が長く20年ぐらい生きるが,まれに70〜80年に達(たっ)するものもある。全長25〜100cm。分布(ぶんぷ):全国各地(かくち)。(硬骨魚類(こうこつぎょるい) コイ目 コイ科)