こうきょうきょく【交響曲】 管弦(かんげん)楽(木管楽器(もっかんがっき)・金管楽器(きんかんがっき)・弦楽器(げんがっき)・打楽器(だがっき))によって演奏(えんそう)されるソナタのことで,器楽(きがく)の最(もっと)も大規模(きぼ)な表現(ひょうげん)形式。シンフォニーともいう。ふつう,ソナタ形式の楽章(多くは第1楽章)をふくむ4つ,または3つの楽章からなる。ハイドンによって3楽章の交響(こうきょう)曲が確立(かくりつ)し,モーツァルト,ベートーベンによって4楽章の交響(こうきょう)曲が完成(かんせい)した。◇ハイドンの『びっくり交響(こうきょう)曲』,モーツァルトの『ジュピター』,ベートーベンの『英雄(えいゆう)』『運命』『田園』,シューベルトの『未完成(みかんせい)』,チャイコフスキーの『悲愴(ひそう)』などの交響(こうきょう)曲が名高い。