こうじょうほう【工場法】 日本で最初(さいしょ)の,工場ではたらく労働(ろうどう)者を保護(ほご)するための法律。1911(明治(めいじ)44)年に制定(せいてい)された。12歳未満(さいみまん)の就労禁止(しゅうろうきんし),女子・年少者の深夜業禁止(きんし),1日12時間労働制(ろうどうせい),月2回の休日などをきめた。しかし,地方長官(ちょうかん)の許可(きょか)があれば10歳以上(さいいじょう)の使用をみとめる例外規定(れいがいきてい)や,15人未満(みまん)の工場には適用(てきよう)されないなど不十分(ふじゅうぶん)なものであった。◇現在(げんざい)は労働基準法(ろうどうきじゅんほう)にとってかわられた。