こうじんだにいせき【荒神谷遺跡】 弥生(やよい)時代の青銅器(せいどうき)を大量(たいりょう)に出土したことで有名な遺跡(いせき)。1984(昭和59)年の夏,島根(しまね)県簸川郡斐川(ひかわぐんひかわ)町神庭西谷(かんばさいだに)において4列に整然(せいぜん)とならべられた銅剣(どうけん)358本を発見。この数は,それまでに全国で発見されていた300本をしのぐものだった。さらに翌年(よくねん)には,東へ7m離(はな)れた地点から小型(こがた)銅鐸(どうたく)6個(こ)と銅矛(どうほこ)16本が見つかり,謎(なぞ)の多い青銅器埋納遺跡(せいどうきまいのういせき)として注目された。