ごうせいかいこうレーダー【合成開口レーダー】 アンテナから電波(マイクロ波)を発射(はっしゃ)し,反射(はんしゃ)してきた信号(しんごう)から地表面や天体の表面の情報(じょうほう)を得(え)る装置(そうち)。波長が長いので,雲がある場合や夜間でも使える。人工衛星(えいせい)や航空機(こうくうき)などに積(つ)んで,電波を斜(なな)め横に発射(はっしゃ)する。電波は表面のようすによって反射(はんしゃ)のし方がちがうので,表面の高度分布(ぶんぷ)がわかる。◇アメリカ合衆国(がっしゅうこく)の金星探査機(たんさき)「マゼラン」は,長さ120mが識別(しきべつ)できる分解能(ぶんかいのう)の合成(ごうせい)開口レーダーを積(つ)んでいた。