2つの図形があって,一方の図形を移動または裏がえしにすることによって,他方の図形にぴったり重ねあわせることができるとき,この2つの図形は,たがいに合同であるという。2つの図形が合同であることを記号「≡」を使って,たとえば△ABCと△A′B′C′があるとき,△ABC≡△A′B′C′のように書き表す。
合同な図形で,重なりあう点・辺・角を,それぞれ,たがいに対応する点・辺・角という。2つの合同な図形については,
(1)対応する辺の長さは等しい。
(2)対応する角は等しい。
(3)面積(体積)は等しい。
用例
〔三角形が合同になるための条件〕
三角形では,次の
条件がなりたつとき合同となる。
(1)3
辺が等しい。
(2)2
辺とその間の角が等しい。
(3)1
辺とその
両端の角が等しい。