こうや【空也】 (903〜972)平安時代中期の僧(そう)。「くうや」ともいう。念仏(ねんぶつ)をとなえながら各地(かくち)の人々が集まる市(いち)などをめぐり,庶民(しょみん)に浄土(じょうど)教の信仰(しんこう)を説(と)いたので,「市の聖(ひじり)」とか「市の上人(しょうにん)」といわれた。のち,京都(きょうと)に西光寺(さいこうじ)(六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)の前身)をたて,ここで没(ぼっ)した。