*こうろ【高炉】 鉄鉱石(てっこうせき)とコークス・石灰石(せっかいせき)を入れ,熱風(ねっぷう)を送って銑鉄(せんてつ)をつくる,大きな円筒(えんとう)形の炉(ろ)。溶鉱炉(ようこうろ)の代表的(だいひょうてき)なもので,高さが高い(20〜30m)ので高炉(こうろ)とよばれる。銑鉄(せんてつ)を鋼(こう)にする製鋼(せいこう)工程(こうてい)とならんで,製鉄所(せいてつじょ)の最(もっと)も中心的(ちゅうしんてき)な部分である。近年,高炉(こうろ)は世界的(せかいてき)に大型(おおがた)化しており,わが国には,1日に1万t以上(いじょう)もの銑鉄(せんてつ)をつくることができるほど大型(おおがた)のものがある。コーチ 高炉(こうろ)は,ふつう,一度火を入れると,炉(ろ)内の耐火(たいか)れんがの寿命(じゅみょう)がつきるまで(通常(つうじょう)3〜5年),昼夜を通じて操業(そうぎょう)をつづける。