日本企業の海外での活動や輸出入に必要な資金を日本企業および外国政府に融資したり,外国政府が自国の事業に必要な資金を円借款のかたちで貸し出す業務を行う,財務省管轄の特殊会社。1950(昭和25)年に発足した日本輸出(入)銀行と61年に発足した海外経済協力基金が統合して1999(平成11)年に発足。しかし2008(平成20)年の政策金融改革によって,国際金融(円借款)部門を日本政策金融公庫,海外経済協力(贈与)部門を国際協力機構(JICA)に分割統合した。2012(平成24)年4月,前年公布・施行された「株式会社国際協力銀行法」により,ふたたび日本政策金融公庫から分離・独立。新たな国際協力銀行は日本企業の戦略的な海外投融資を支援・援助する役割をになう政府系金融機関となった。⇒日本政策金融公庫