*こくだか【石高】 安土桃山(あづちももやま)・江戸(えど)時代に行われた,土地のねうちをあらわす方式。豊臣秀吉(とよとみひでよし)の太閤検地(たいこうけんち)以後(いご),土地のねうちを,土地からとれる玄米(げんまい)の量(りょう)であらわすようになり,石高(こくだか)といった。田畑・屋敷(やしき)の面積(めんせき)ごとに,等級に応(おう)じた石盛(こくもり)(米の反(たん)あたり収穫量(しゅうかくりょう))をかけて分米(収穫量(しゅうかくりょう))をだした。大名・旗本(はたもと)の領地(りょうち)や村の面積(めんせき)も,すべて石高(こくだか)で示(しめ)された。1873(明治(めいじ)6)年の地租改正(ちそかいせい)で地租(ちそ)の金納制(きんのうせい)がきめられ,石高制(こくだかせい)は廃止(はいし)。1石の米は約(やく)180L(約(やく)150kg)。