こくようがん【黒曜岩】 火山岩の流紋岩(りゅうもんがん)の一種(いっしゅ)で,ガラス状(じょう)にかたまったもの。黒曜石ともいう。灰(はい)色・褐色(かっしょく)・赤色などのものもあるが,まっ黒のものが多い。真珠岩(しんじゅがん)もこのなかまで,細かい割(わ)れ目に光線が反射(はんしゃ)して,真珠(しんじゅ)のようなきれいなつやをもつ。おもな産地(さんち)は熊本(くまもと)県の阿蘇(あそ)山,大分(おおいた)県の姫(ひめ)島,長野(ながの)県の和田峠(わだとうげ),北海道(ほっかいどう)の十勝岳(とかちだけ)など。コーチ 破片(はへん)がするどく,小刀・矢じりなどの石器(せっき)の材料(ざいりょう)に多く使われた。