こじきでん【古事記伝】 江戸(えど)時代中期,本居宣長(もとおりのりなが)があらわした『古事記(こじき)』の注釈(ちゅうしゃく)書。35年をかけて研究し,1798年に44巻(かん)の大著(たいちょ)を完成(かんせい)した。『古事記』の実証的(じっしょうてき)研究であると同時に,この書物は日本古来の思想の研究としても価値(かち)が高い。