コソボふんそう【コソボ紛争】 ユーゴスラビア南部のコソボ自治(じち)州で起きたアルバニア系住民(けいじゅうみん)とセルビア系住民(けいじゅうみん)の紛争(ふんそう)。この民族紛争(みんぞくふんそう)に対して,NATO(ナトー)(北大西洋条約機構(じょうやくきこう))が国連(こくれん)の安全保障(ほしょう)理事会の承認(しょうにん)なしに空爆(くうばく)を行ったため,紛争(ふんそう)が激化(げきか)した。コソボを追われたアルバニア系住民(けいじゅうみん),空爆(くうばく)による中国大使館の誤爆(ごばく),一般市民(いっぱんしみん)の犠牲(ぎせい)者がでるなど混乱(こんらん)をきわめた。1999年6月の停戦(ていせん)後,国連(こくれん)コソボ暫定行政支援団(ざんていぎょうせいしえんだん)が,民族和解(みんぞくわかい)・国土の復興(ふっこう)・難民支援(なんみんしえん)などの事後処理(しょり)を行っている。