*ごだいごてんのう【後醍醐天皇】 (1288〜1339)鎌倉(かまくら)時代末期(まっき)・南北朝(なんぼくちょう)時代の天皇(てんのう)(在位(ざいい)1318〜1339)。後宇多天皇(ごうだてんのう)の第2皇子(おうじ)で,名は尊治(たかはる)。即位(そくい)後,院政(いんせい)をやめて天皇親政(てんのうしんせい)を行い,鎌倉幕府(かまくらばくふ)から政権(せいけん)をとりもどすことを計画。その計画は1324年の正中(しょうちゅう)の変(へん),1331年の元弘(げんこう)の変(へん)と失敗(しっぱい)したが,楠木正成(くすのきまさしげ)や足利尊氏(あしかがたかうじ)・新田義貞(にったよしさだ)らの協力(きょうりょく)で,1333年に幕府(ばくふ)をほろぼした。翌年(よくねん),建武(けんむ)の新政(しんせい)を実現(じつげん)したが,やがて足利尊氏(あしかがたかうじ)がそむいて失敗(しっぱい)し,吉野(よしの)(奈良(なら)県)にのがれて南朝を開き,南北朝対立の原因(げんいん)をつくった。⇒建武(けんむ)の新政(しんせい)