こてんしゅぎ【古典主義】 17〜18世紀(せいき)から19世紀初(せいきはじ)めのヨーロッパでの芸術(げいじゅつ)上の傾向(けいこう)をいう。ギリシャ・ローマの古典(こてん)のように均衡(きんこう)のとれた理想美をめざし,調和のとれた理知的(りちてき)な形式の美しさを重んじ,ロマン主義(しゅぎ)に対立した。建築(けんちく)の分野をはじめ,17世紀(せいき)のルイ14世時代のフランス文学,18世紀(せいき)後半のドイツ文学や音楽,フランスの絵画などに代表される。