こんどうよしみ【近藤芳美】 (1913〜2006)現代(げんだい)の歌人。父の勤務(きんむ)地である韓国(かんこく)の馬山(マサン)に生まれる。アララギ派(は)に入会,土屋文明(つちやぶんめい)を師(し)とした。戦後派(せんごは)を代表する歌人の1人で,戦争(せんそう)をにくむ歌や思想的(しそうてき)な歌をつくった。『埃吹(ほこりふ)く街(まち)』『静(しず)かなる意志(いし)』など。◇「白き虚空(こくう)とどまり白き原子雲そのまぼろしにつづく死の町」