資源がかれる心配がなく,永続的に使うことができるエネルギー。自然の力を利用したエネルギーで,風力・太陽光・太陽熱・地熱・水力・波力・バイオマスなどがある。自然エネルギー,新エネルギーとほぼ同じ意味で使われる。地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出がほとんどないため,地球温暖化対策として有効とされるが,風の有無や日照時間などの自然状況に左右されるため電力が安定しないことや,コストが高くつくなどの問題がある。エネルギー自給率が低く,化石燃料(火力発電の燃料)のほとんどを輸入にたよる日本では,エネルギー自給率を高める上で重要なエネルギーとされている。国は二酸化炭素の削減とエネルギー自給率を高めるために,再生可能エネルギーの割合を高めることを目標とし,2012年に再生可能エネルギー固定価格買取制度を導入した。この制度によって,電力会社は事業者や個人が再生可能エネルギーでつくった電力を買い取ることを義務付けられた。◇「再生可能」と名付けられているが,エネルギーを再利用(リサイクル)するわけではない。