ざいばつかいたい【財閥解体】 第二次世界大戦(たいせん)後,GHQ(ジーエイチキュー)(連合国軍総司令(れんごうこくぐんそうしれい)部)の指示(しじ)によって行われた経済民主(けいざいみんしゅ)化の1政策(せいさく)。1945(昭和20)年から三井(みつい)・三菱(みつびし)・住友(すみとも)・安田(やすだ)など各(かく)財閥(ざいばつ)が所有していた多くの株(かぶ)を整理し,財閥(ざいばつ)の一族を財界(ざいかい)から追放,資本(しほん)を独占(どくせん)させないようにした。また,1947(昭和22)年に独占禁止法(どくせんきんしほう)や過度経済(かどけいざい)力集中排除法(はいじょほう)を制定(せいてい)した。しかし,実質的(じっしつてき)には財閥(ざいばつ)は温存(おんぞん)され,1950年ころから再編成(さいへんせい)されていった。