さかいとしひこ【堺利彦】 (1870〜1933)明治(めいじ)〜昭和時代の社会主義(しゅぎ)者。福岡(ふくおか)県の出身。1901(明治(めいじ)34)年ごろから社会主義(しゅぎ)運動にくわわり,幸徳秋水(こうとくしゅうすい)と『平民(へいみん)新聞』を発行して日露戦争(にちろせんそう)に反対。社会正義(せいぎ)と平和のためには,社会主義(しゅぎ)社会を実現(じつげん)することが必要(ひつよう)だと主張(しゅちょう)した。第一次世界大戦(たいせん)後,日本共産党(きょうさんとう)の結成(けっせい)に参加(さんか)したが,のちにたもとをわかって社会民主主義(みんしゅしゅぎ)者となった。