サシバ 夏鳥(なつどり)として,おもに近畿以西(きんきいせい)に渡来(とらい)する猛禽(もうきん)。巣(す)はマツなどの高い枝(えだ)の上に木の枝(えだ)を積(つ)み重ねてつくり,巣(す)の中に枝(えだ)つきの青葉をしく習性(しゅうせい)がある。スズメ・ノネズミなど小型(こがた)の鳥獣類(ちょうじゅうるい),ヘビ・トカゲ・カエル・昆虫(こんちゅう)などを食べる。渡(わた)りのときは大きな群(む)れをつくる。日本のほか,ウスリー地方から中国北部でも繁殖(はんしょく)し,東南アジアやニューギニアなどで冬をこす。全長(ぜんちょう):雄(おす)47cm,雌(めす)50cm(翼開張(よくかいちょう):102〜105cm)。(鳥類(ちょうるい) タカ目(もく) タカ科(か))◇奄美大島以南(あまみおおしまいなん)では旅鳥(たびどり)または冬鳥(ふゆどり)となる。