さとうのぶひろ【佐藤信淵】 (1769〜1850)江戸(えど)時代後期の農政(のうせい)家・思想家。出羽(でわ)国(秋田(あきた)県)の医師(いし)の家に生まれ,江戸(えど)に出て天文・地理・経済(けいざい)・国学などを学び,蘭学(らんがく)の知識(ちしき)も得(え)た。そして,各地(かくち)の農村をめぐって産業(さんぎょう)をさかんにする方法(ほうほう)を研究。多くの書物をあらわして,幕府(ばくふ)や諸藩(しょはん)に富国策(ふこくさく)や社会改革論(かいかくろん)を説(と)いた。