さんがくしんこう【山岳信仰】 自然崇拝(しぜんすうはい)の一種(いっしゅ)で,山の威容(いよう)・霊気(れいき)に神秘的(しんぴてき)な力を感じ,これを信仰(しんこう)の対象(たいしょう)とするもの。わが国では山岳信仰(さんがくしんこう)と密教(みっきょう)がむすびついて派生(はせい)した修験道(しゅげんどう)が山岳修行(さんがくしゅぎょう)の宗教(しゅうきょう)として代表的(だいひょうてき)なものとなっている。◇江戸(えど)時代末期(まっき)にさかんになった富士(ふじ)山や木曽御岳(きそおんたけ)などの信仰(しんこう)登山もこの1つといえる。