*さんかくす【三角州】 河川(かせん)に運ばれた土砂(どしゃ)が,河口(かこう)にたい積(せき)してできたひくくて平らな地形。形がギリシャ文字のΔ(デルタ)に似(に)ているので,デルタともいう。アシなどが生えていることが多い。ミシシッピ川の河口(かこう)のように鳥の足の形に分かれたものもあるが,ふつう三角形に近い形に広がるものが多い。ひくくて平らであるため三角州(す)を流れる河川(かせん)は分流や蛇行(だこう)がいちじるしく,洪水(こうずい)のたびにはんらんすることが多い。◇土は肥(ひ)よくで,農業地域(ちいき)として重要(じゅうよう)である。