*さんけんぶんりつ【三権分立】 国家の政治(せいじ)権力(けんりょく)を立法(りっぽう)・行政(ぎょうせい)・司法(しほう)に分けること。これらの権力(けんりょく)が1か所に集まって強いものになると,あやまって用いられ,国民(こくみん)の権利(けんり)や自由をおびやかすおそれがでてくるので,権力(けんりょく)を分立させておく方法(ほうほう)が考えだされた。◇この先駆(せんく)となったのはJ.ロックの『市民政府二論(しみんせいふにろん)』であり,モンテスキューの『法(ほう)の精神(せいしん)』で確立(かくりつ)された。コーチ はじめてこの考えを採用(さいよう)したのは,1788年のアメリカ合衆国憲法(がっしゅうこくけんぽう)である。