さんせいぼんち【鑽井盆地】 掘(ほ)り抜(ぬ)き井戸(いど)が多い盆地(ぼんち)。山地の斜面(しゃめん)とそれにつづく盆地(ぼんち)の地層(ちそう)が不透水層(ふとうすいそう)(水が浸透(しんとう)しない層(そう))の間に透水層(とうすいそう)(水が浸透(しんとう)する層(そう))がはさまれる構造(こうぞう)である場合,山地にふった雨は透水層(とうすいそう)に浸透(しんとう)し,斜面(しゃめん)にそって流下し,盆地(ぼんち)の下にたまる。そこへ不透水層(ふとうすいそう)をほりぬいて井戸(いど)をほると,地下水が井戸(いど)の中を上昇(じょうしょう)するか,地表にふき出す。◇オーストラリアの大鑽井盆地(さんせいぼんち)がその例(れい)。