直角三角形の直角をはさむ2辺の長さをa, b, 斜辺の長さをc とすれば,a 2 + b 2 = c 2 となる。これを三平方の定理,またはピタゴラスの定理という。
コーチ
3
辺の
比が,3:4:5, 5:12:13などになる三角形は,直角三角形である。
例題
平行四辺形ABCDにおいて,AB = 13cm,BC = 11cm,∠ABCが
鋭角であるとき,対角線BDの長さをもとめよ。ただし,この平行四辺形の面積を132cm
2とする。
解き方
点DからBCに
垂線をおろし,BCの延長上と交わる点をHとする。平行四辺形ABCDの面積が132cm
2で,辺BCの長さが11cmであるから,DHの長さは,
132÷11で12cm。
直角三角形DCHで,三平方の定理を用いてCHの長さを求めると,
直角三角形DBHでDH = 12(cm),BH = BC+CH = 11+5 = 16(cm)であるから,
答
20cm