しおがま【塩竈(宮城県の市)】 宮城(みやぎ)県の中部,松島湾(まつしまわん)にのぞむ港湾(こうわん)・水産(すいさん)都市。古くは塩竈(しおがま)神社の門前町(もんぜんまち)として発達(はったつ)した。塩釜(しおがま)港は商業港として,あるいは三陸漁場(さんりくぎょじょう)の基地(きち)として利用価値(りようかち)が高い。また,東北地方各地(かくち)への石油配分基地(きち)でもあり,造船所(ぞうせんじょ)や水産加工(すいさんかこう)工場も多い。近くに仙台(せんだい)火力発電所がある。松島(まつしま)遊覧(ゆうらん)の玄関(げんかん)口でもある。◇2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(おきじしん)による大津波(おおつなみ)によって,大きな被害(ひがい)を受けた。◇市名・神社名は「塩竈」,港・駅名は「塩釜」と書く。人口:5.7万。