じしゃぶぎょう【寺社奉行】 江戸幕府(えどばくふ)で,僧侶(そうりょ)・神官(しんかん)および寺社領(りょう)のことをあつかった職(しょく)。3奉行(ぶぎょう)中の最上位(さいじょうい)の職(しょく)で,将軍(しょうぐん)に直属(ちょくぞく)し譜代(ふだい)大名からえらばれた。定員はふつう4人,月番制(つきばんせい)で1人が任務(にんむ)についた。◇徳川吉宗(とくがわよしむね)のころ,町奉行(まちぶぎょう)として有名な大岡忠相(おおおかただすけ)も,のち寺社奉行(じしゃぶぎょう)となる。