しじゅんかせき【示準化石】 特定(とくてい)の地質(ちしつ)時代を表す化石。標準(ひょうじゅん)化石ともいう。化石を産出(さんしゅつ)する地層(ちそう)がどの地質(ちしつ)時代にできたかをきめたり,はなれた地域(ちいき)の地層(ちそう)の新旧関係(しんきゅうかんけい)をくらべるのに役だつ。示準(しじゅん)化石になるものは,特徴的(とくちょうてき)な形をもつこと,その種(しゅ)の生存(せいぞん)期間が短く,進化の速度が速いこと,ある時期にかぎって広く分布(ぶんぷ)し,個体(こたい)数が多いことなどの条件(じょうけん)がある。コーチ 代表的(だいひょうてき)な示準(しじゅん)化石には,古生代の三葉虫・フズリナ・フデイシ(筆石),中生代のアンモナイト・は虫類(るい),新生代の哺乳類(ほにゅうるい)(ウマやゾウ)・有孔(ゆうこう)虫・貝類(るい)などがある。