しぞく【士族】 明治維新(めいじいしん)後,旧(きゅう)武士(ぶし)階級にあたえられた身分のよび名。1872(明治(めいじ)5)年,明治政府(めいじせいふ)は全国民(ぜんこくみん)を華族(かぞく)・士族(しぞく)・平民(へいみん)に分けた。当時,士族(しぞく)は189万人あまりであり,一部は政界(せいかい)・財界(ざいかい)・軍部(ぐんぶ)の指導(しどう)者となったが,大部分は没落(ぼつらく)し,その一部は士族(しぞく)の反乱(はんらん)や自由民権(みんけん)運動に参加(さんか)した。