しぞくのはんらん【士族の反乱】 明治維新(めいじいしん)後,武士(ぶし)の特権(とっけん)をうしなった士族(しぞく)が,明治政府(めいじせいふ)に不満(ふまん)をもち,1874〜77年におこした反乱(はんらん)。廃刀令(はいとうれい)や徴兵令(ちょうへいれい)が実施(じっし)されて士族(しぞく)は特権(とっけん)をうばわれ,秩禄処分(ちつろくしょぶん)(俸禄(ほうろく)の廃止(はいし))によって収入(しゅうにゅう)のほとんどもうしなった。不満(ふまん)をもつ武士(ぶし)は各地(かくち)で反乱(はんらん)をおこしたが,いずれも政府軍(せいふぐん)におさえられた。◇佐賀(さが)の乱(らん)や西南戦争(せんそう)などが有名。