したじちゅうぶん【下地中分】 鎌倉(かまくら)時代後期,荘園(しょうえん)の年貢(ねんぐ)や土地支配(しはい)をめぐる荘園(しょうえん)領主(りょうしゅ)と地頭(じとう)間の紛争解決(ふんそうかいけつ)のために行われた土地の分割(ぶんかつ)。荘園領主(しょうえんりょうしゅ)と地頭(じとう)の間で,収益(しゅうえき)の対象(たいしょう)となる荘園(しょうえん)の下地(したじ)(土地)を半分ずつ,または2:3などに分けて,たがいにおかさないことを約束(やくそく)した。コーチ この結果(けっか),地頭(じとう)は完全(かんぜん)に支配(しはい)する土地を得(え)たことになり,武士(ぶし)の荘園侵略(しょうえんしんりゃく)はいっそう進んだ。