しつぎょうりつ【失業率】 労働力人口(ろうどうりょくじんこう)に占(し)める失業者(しつぎょうしゃ)(完全失業者(かんぜんしつぎょうしゃ))の割合(わりあい)。日本では完全失業率(かんぜんしつぎょうりつ)とほぼ同(おな)じ意味(いみ)。失業者数(しつぎょうしゃすう)÷労働力人口(ろうどうりょくじんこう)×100で求(もと)められる。好景気(こうけいき)のときは数値(すうち)が低(ひく)くなり,不景気(ふけいき)のときは高(たか)くなる。有効求人倍率(ゆうこうきゅうじんばいりつ)とともに,雇用(こよう)や失業状態(しつぎょうじょうたい)を表(あらわ)すために用(もち)いられる。日本の失業率(しつぎょうりつ)は長(なが)らく1〜2%台(だい)と先進国(せんしんこく)の中(なか)では低(ひく)かったが,1998(平成(へいせい)10)年に初(はじ)めて4%台(だい)を突破(とっぱ)し,2002(平成(へいせい)14)年には第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)後最悪(ごさいあく)の5.4%を記録(きろく)した。