しっくい 壁(かべ)の仕上げにぬる材料(ざいりょう)の1つ。ツノマタ・フノリなどを煮(に)た汁(しる)に,石灰(せっかい)・砂(すな)などをくわえたもの。ぬった後で,石灰(せっかい)が空気中の二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)してかたまる。◇飛鳥(あすか)時代ごろから広く使われ,白壁(しらかべ)の美しい町並(な)みを生んできたが,石こう・セメントの出現以後(しゅつげんいご)は,あまり使われなくなった。