しつげん【湿原】 水辺(みずべ)や低湿(ていしっ)地に,多湿(たしつ)・低温(ていおん)・貧栄養(ひんえいよう)あるいは強酸性(きょうさんせい)などのために,植物の遺体(いたい)が完全(かんぜん)に分解(ぶんかい)されずにたい積(せき)してできた泥炭(でいたん)上に発達(はったつ)する湿生(しっせい)草原。一般(いっぱん)には,泥炭(でいたん)地以外(いがい)の水辺(みずべ)や湿地(しっち)に発達(はったつ)する沼沢(しょうたく)草原をもふくめて湿原(しつげん)とよんでいることが多い。コーチ サロベツ原野・釧路湿原(くしろしつげん)・尾瀬ヶ原(おぜがはら)などが代表的(だいひょうてき)な湿原(しつげん)である。