じとうてんのう【持統天皇】 (645〜702)飛鳥(あすか)時代の女帝(じょてい)(在位(ざいい)690〜697)。天智天皇(てんじてんのう)の皇女(こうじょ)。天武天皇(てんむてんのう)の皇后(こうごう)で,天皇(てんのう)と皇太子草壁皇子(こうたいしくさかべのおうじ)があいついで没(ぼっ)したため即位(そくい)。改新政治(かいしんせいじ)をひきつぎ飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)の制定(せいてい),藤原京(ふじわらきょう)の造営(ぞうえい)など,律令(りつりょう)国家の建設(けんせつ)につとめた。また仏教(ぶっきょう)を保護(ほご)し,薬師寺(やくしじ)をたてさせた。