シビリアンコントロール 軍隊(ぐんたい)の指揮(しき)・統制(とうせい)を軍人(ぐんじん)ではなく,文民(ぶんみん)(軍人(ぐんじん)ではない人(ひと))が行(おこな)うこと。文民統制(ぶんみんとうせい)ともいわれる。軍人(ぐんじん)が軍隊(ぐんたい)の指揮(しき)・統制(とうせい)を行(おこな)うと,軍隊(ぐんたい)を抑制(よくせい)する力(ちから)がなくなり,暴走(ぼうそう)する恐(おそ)れがある。シビリアンコントロールはこれを防(ふせ)ぐためのもので,民主主義国家(みんしゅしゅぎこっか)の原則(げんそく)ともいえる。日本では,文民(ぶんみん)である内閣総理大臣(ないかくそうりだいじん)と防衛大臣(ぼうえいだいじん)が自衛隊(じえいたい)を指揮(しき)・統制(とうせい)し,国民(こくみん)の代表(だいひょう)である国会(こっかい)が自衛隊(じえいたい)の定員(ていいん)や組織(そしき)を法律(ほうりつ)や予算(よさん)で決定(けってい)するしくみがとられている。