シャクシャインのたたかい【シャクシャインの戦い】 江戸(えど)時代前期,アイヌ民族(みんぞく)が松前藩(まつまえはん)(北海道(ほっかいどう))に対しておこした抵抗(ていこう)の戦(たたか)い。漁業権(ぎょぎょうけん)をめぐるアイヌ同士(どうし)の争(あらそ)いに松前藩(まつまえはん)が干渉(かんしょう)したのを機(き)に,1669年,かねてより和人(わじん)の横暴(おうぼう)に不満(ふまん)をいだいていた大首長シャクシャインのよびかけで,蝦夷(えぞ)地のアイヌが団結(だんけつ)して松前藩(まつまえはん)とたたかった。しかし,鉄砲(てっぽう)で武装(ぶそう)した松前藩(まつまえはん)におされ,戦(たたか)いがおこってから4か月後に講和(こうわ)した。