16世紀のヨーロッパでおきた,キリスト教改革運動。プロテスタント教会を生んだ。まずドイツのルターが,1517年の免罪符の批判で運動の口火を切り,諸侯に支持された。ついでカルビンは,1541年からスイスで改革運動を始めてジュネーブを宗教都市にかえ,イギリスでも国王を中心に独自の教会(イギリス国教会)が成立した。◇これらの改革は,中世末期のローマ=カトリック教会の堕落を批判し,教会組織より『聖書』と個人の信仰を重視した。新旧両派の争いから,宗教戦争もおこった。
コーチ
運動の
背景には,力をのばしたヨーロッパ
諸国が,ローマ教会の強い
支配に
抵抗したことがある。ドイツの
農民はルターの教えにはげまされてドイツ
農民戦争をおこした。
年代暗記
免罪符批判…ルターは
一語否(1517)という
カルビンの
改革…
以後強い(1541)られる
勤労の
美徳