しゅうきょうさいばん【宗教裁判】 カトリック教会で,正統教義(せいとうきょうぎ)に反する異端(いたん)者をさばいた裁判(さいばん)。異端審問(いたんしんもん)ともいう。とくにヨーロッパで,13〜18世紀(せいき)に異端(いたん)者にはげしい圧迫(あっぱく)がくわえられた。密告(みっこく)やごう問はふつうで,判決(はんけつ)はきびしく,破門(はもん)・市民権(しみんけん)のはく奪(だつ)・火あぶりの刑(けい)などが宣告(せんこく)された。